劇団どくんご氷見公演★上演御礼

9月11日(水)、朝日山公園休憩施設駐車場に特設テントを建て劇団どくんご第三十三番公演「誓いはスカーレットΘ」を上演いたしました。
劇場いっぱいのお客さんと共に、テント劇場の中に広がる豊かな世界を楽しむことができました!

前日のテント建て込みでは強烈すぎる日差しに困難を予想していましたが、公園当日は時折強い雨が降りつつも過ごしやすい空気に包まれ、上演直前には雨も止んで最高のコンディションになりました。
「静かだけど一緒に舞台をつくっている」と参加した役者さんが語るような、緊張感のある舞台でしたがそこは百戦錬磨のどくんごさん達、ここそこに笑いが起きる場面もあって真剣だけど温かい雰囲気になりました。
大きなシャボン玉を飛ばす演出では、アスファルトが程よく湿っていたことで割れずに地面に残るという奇跡的な光景も見られ、どこか違う星に降り立ったような気持ちにさえなりました。
ここでしか見られない舞台になったのではないかと強く感じています。

前回は2年前、この場所ではじめてどくんごに触れたという地元氷見の方達が心待ちにしてくれたおかげで、平日の公演ながら最終的にはほぼ満員で楽しむことができました。さらに、新たにテント芝居の魅力を知った方たちもいて、なかなか演劇公演を招くことができない場所で素晴らしい機会になったのではないかと思っています。

と言いつつも主宰の活動状況が変化したことでなかなか宣伝活動が進まなかったこと、中入りでの地元劇団によるパフォーマンスができなかったことなど反省点もたくさんあります。

って言うかですね、これだけの刺激を受けてなにか踏み出さないわけにはいかないでしょう。
改めてどくんごの舞台を見て、自分がいかに筋書きに囚われているか、自由な動きができずにいるかということを考えることができました。

「どくんごのお芝居にはお話なんてありません。」
という注意事項、というより宣言のようなものが必ず上演前に言われます。
一見脈略のないように見える小さな話と話の間の接点を 観る側が見つけていく、そこに気持ち良さがあるお芝居だなと思っています。

なぜそれが気持ちいいのか?テントに包まれた私たち観客はなにを求めているのか?
そこに忠実であれば、難しい展開や筋書きのようなものは必要ないのかもしれません。
地元で芝居を楽しむためになにをするべきか、というようなことも考えることができました。

最高の時間を共に過ごしてくれた皆様に感謝いたします。
またやりましょね!!!!

氷見結テントー氷見を旅するテント芝居ー

氷見市内でテント芝居公演を企画・上演する氷見結テントの情報をお伝えします

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